ウメ(2月) サクラ(3月) ボタン(4月) フジ(4月)
ツツジ(4月) ハナショウブ(6月) アメリカデイゴ(7月) ツバキ(12月)

アメリカデイゴ(梯梧)
7月 
デイコはマメ科のデイコ属の落葉中木で、原産地は東南アジア。五月に枝先に穂状の総状花序をつけ、真っ赤な蝶形の花が密生します。分布は広く、東南アジア、インド洋沿岸、ミクロネシアなどです。デイコの近縁種でよく栽培されているのはアメリカデイコ(E.crista-gaeli)やその交雑種が多いようです。アメリカデイコの原産地は南アメリカで、比較的に耐寒性があり、暗赤色の花を秋まで2〜3回つけます。栽培品種は小葉の丸いマルバデイコが多く見られます。用途は、緑陰樹、庭木、公園樹、街路樹、などで、繁殖は根伏せや、挿し木によります。眩しいほどの空の色に炎のような花色は印象的で、夏の到来を実感させる花です。
 12月上旬 
ツバキ(椿)
ツバキ科ツバキ属の常緑高木。一般に山椿、やぶ椿、白椿、八重椿、乙女椿、肥後椿、雪椿などと呼ばれています。しかし、その園芸品種は約1300種ともいわれていますが、基本種は本州以南の海岸に野生するヤブツバキです。この野生ツバキは、世界のツバキ属の北限に位置しています。ヤブツバキは、早春から晩春まで咲き継ぎながら次々に上向きに落花するのが特徴です。ツバキは代表的な鳥媒花で、蜜を求めてメジロやヒヨドリが群がります。
・ウメ(梅)
2月上旬 
原産地は中国で日本には奈良時代に渡来しました。 中国から入ってきた梅は、烏梅(ウーメイ)と呼ばれていたことから「ウメ」という名が付いたと言われているようです。 春、百花に先駆けて葉が出る前によい香りのする花を咲かせ春の訪れを知らせてくれるので「春告草」「初花草」などの別名があり、古くから人々の心を捕らえ、万葉集にも多く詠まれています。 堺では、荒山公園(宮山台)に約1400本の梅林があります。
 3月下旬
サクラ(桜)
サクラは、バラ科サクラ属の落葉性高木、または、低木で、北半球の温帯に広く分布し、日本には6系統の原種の流れをくむサクラ(ヤマザクラ・オオヤマザクラ・オオシマザクラ・カスミザクラ・マメザクラ・ミネザクラ・エドヒガン・チョウジザクラ・ミヤマザクラ・ヒカンザクラ)が、300種以上存在します。 サクラの名前は、「咲く」に、群がりを表わす接尾語「ら」をつけたものだという説があります。 山野では、ヤマザクラ、日本各地の街や公園では、ソメイヨシノが多く植えられ、「サクラ前線」はソメイヨシノの開花期が標準になっています。ソメイヨシノは、葉が出る前に花をつけます。オオシマザクラとエドヒガンの自然交配によって生まれたサクラです。ヤマザクラ・オオシマザクラ・サトザクラは、葉が出ると共に、また葉が出てから花が咲きます。サクラの中には、初冬と春の2回花が咲くフユザクラ、狭い場所に適した小型タイプもあります。 花の基の花芽は、花の終わった直後に伸びた新梢の短枝に6月から8月に作られます。奈良県の吉野山には、ヤマザクラが3万本も山肌に咲きつくします。京都清水寺は、1000本のソメイヨシノが彩ります。大阪市内の造幣局のサトザクラ並木道。堺の大仙公園や公園墓地のサクラなど、各地に多くの名所があります。
ボタン(牡丹)
4月上旬 
ボタン科ボタン属の落葉低木で、原産地は中国北西部。ボタンは1科1属で木本性のボタン節と草木性のシャクヤク節に分けられます。ボタンの園芸品種は育成された場所により中国ボタン、日本ボタン、西洋ボタンに分け、日本でも関西ボタン、新潟ボタン、島根ボタン等と呼ばれています。ボタンは花弁の重なり具合により一重、二重、八重、千重、万重等と呼んでいます。また、花色により白色系、桃色系、紅色系、紫色系、黒色系、黄色系等に分けられています。
 4月中旬 
フジ(藤)
フジは、マメ科フジ属の落葉蔓性植物で、原産地は、日本・中国です。冬の間は、生気を失い枯れたように見えるフジだが、新緑の燃え立つ初夏の頃には、豪華な長い花房を垂らし、紫や白の花が咲き、驚くほどの彩りをつけます。蔓は強くて、縄の代用品やリースの輪などに使われています。フジの生命力は大へんなもので、樹齢1000年以上でも毎年見事に花を咲かせます。この生命力をあやかって人名・地名に「藤」の字が多く使われています。主な品種として、ノダフジ・ヤマフジ・ノフジ・1才フジ・クチナシフジ・シナフジ・ナツフジ・ニワフジなどがあります。ノダフジは、単に「フジ」ともいい、花穂が長く棚仕立てにされ、各地の名所のフジはこのノダフジです。ヤマフジ・ノフジなどは、花穂が短かく、鉢植えに適しています。フジは、日当りよく、やや湿潤な所に適し、特にヤマフジは、長く伸びた根に空気を含む構造になっており、水中でも根腐れを起こしません。フジの花は、今年伸びて充実した短枝の葉腋に、夏頃、花芽をつくり、翌年この花芽が花房となります。花後「さや」を結実させずに早めに取り除き、伸びた蔓は、軽く剪定(手で先20cmぐらい摘み取る)します。日当り、通風のための強剪定は、12月から3月までにします。
ツツジ(躑躅)
4月下旬 
ツツジ科ツツジ属の常緑または落葉低木で、原産地は北米、アジア、ヨーロッパ。ツツジには、ヤマツツジ等の常緑性ツツジとミツバツツジ等の落葉性ツツジがあります。常緑性ツツジは日本、中国を中心に東洋に、落葉性ツツジは、東洋、ヨーロッパ、アメリカの広い範囲に分布しています。ツツジには、多くの野生種があり、これらから品種改良された園芸品種は2000種を超えるといわれています。主な種類は、自生種ではコメツツジ、レンゲツツジ、ムラサキヤシオ、園芸種では、色鮮やかで花数の多いクルメツツジや花も葉も小振りなミヤマキリシマ等があります。
 6月上旬 
ハナショウブ(花菖蒲)
日本に自生しているノハナショウブを室町時代から品種改良を重ねられ、現在約1000種の品種があります。水辺や湿地で生息しているアヤメ科の日本固有の園芸植物です。  梅雨の頃、紫紅、黄、白など水辺や湿地を鮮やかに彩る美しさや、すっきりと伸びている端正な葉姿は多くの人々に愛好されており、堺市の”花”となっています。 大鳥大社、白鷺公園、大仙公園の日本庭園にハナショウブ園があり美しい風情を楽しませてくれます。